

社会保険労務士オライオン事務所
和歌山でADHD・てんかん・適応障害・双極性障害・糖尿病・脳梗塞の障害年金相談:専門家が徹底解説
和歌山県にお住まいで、ADHD(注意欠如・多動症)、てんかん、適応障害、双極性障害、糖尿病、脳梗塞といった病気やその後遺症により、日常生活や仕事に大きな支障を感じている方々へ。障害年金は、このような困難を抱える方々の生活を経済的に支えるための公的制度です。しかし、これらの傷病はその特性や症状の現れ方が多様であり、障害年金の申請手続きにおいては、それぞれ特有の留意点が存在します。「自分の状態は対象になるの?」「初診日はいつになるの?」「診断書には何を書いてもらえばいいの?」「書類の準備が大変…」といったお悩みは尽きません。
この記事では、和歌山で上記の傷病により障害年金の申請をお考えの方、更新手続きに不安を感じている方、あるいは不支給の決定を受けて困惑されている方に向けて、制度の基本から、各傷病に特化した申請のポイント、そして専門家である社会保険労務士に相談するメリットまで、具体的な情報を提供します。ADHDやてんかん、適応障害や双極性障害といった精神疾患、そして糖尿病や脳梗塞といった身体疾患、それぞれのケースに応じた適切な対応策を見つけるための一助となれば幸いです。
1. ADHD・てんかん・適応障害・双極性障害・糖尿病・脳梗塞と障害年金:和歌山の方が知っておくべき基礎
ADHD、てんかん、適応障害、双極性障害、糖尿病、脳梗塞は、いずれも障害年金の対象となり得る傷病です。これらの病気やけがによって、日常生活や労働能力に著しい制限を受けている場合、障害年金を受給できる可能性があります。まずは基本的な知識を押さえましょう。
障害年金の種類
障害年金には、初診日に加入していた年金制度によって主に「障害基礎年金」と「障害厚生年金」の2種類があります。
- 障害基礎年金: 初診日に国民年金に加入していた方、または20歳前であった方、60歳以上65歳未満で日本国内に住んでいる方が対象です。ADHDのように発達障害に分類されるものは20歳前に初診日があるとされるケースが多く、その場合は障害基礎年金の対象となります。
- 障害厚生年金: 初診日に厚生年金に加入していた方が対象です。会社員や公務員として働いている(いた)期間に初診日がある場合は、障害厚生年金の対象となり、障害の程度によっては障害基礎年金も合わせて受給できる場合があります。
受給のための3大要件
障害年金を受給するためには、主に以下の3つの要件をすべて満たす必要があります。
- 初診日要件: 障害の原因となった病気やけがで初めて医師または歯科医師の診療を受けた日(初診日)が明確であること。
- ADHDの場合、幼少期に診断されていなくても、その特性による困難さが顕在化し初めて医療機関を受診した日が初診日となることがあります 。
- 脳梗塞などの場合、救急搬送された日が初診日となることが多いです。
- 保険料納付要件: 初診日の前日において、一定期間以上の保険料を納めていること(または免除されていること)。ただし、20歳前に初診日がある場合は、この納付要件は問われません 。
- 障害状態要件: 障害認定日(原則として初診日から1年6ヶ月を経過した日、または症状が固定した日。脳梗塞などでは特例あり )において、法令で定められた障害等級に該当すること。
- 精神疾患(ADHD、適応障害、双極性障害など)では、日常生活能力の程度が重視されます 。
- 身体疾患(てんかん、糖尿病、脳梗塞の後遺症など)では、検査数値や身体機能の具体的な状態が評価されます 。
これらの要件は、和歌山で申請する場合でも全国共通です。ご自身の状況が当てはまるか、まずは確認してみることが大切です。

2. 和歌山での申請:各傷病に特有のポイントと注意点
ADHD、てんかん、適応障害、双極性障害、糖尿病、脳梗塞で障害年金を申請する際には、それぞれの傷病特性を踏まえた準備が成功の鍵となります。和歌山で申請を進める上での特有のポイントや注意点を解説します。
各傷病における診断書・申立書のポイント
障害年金の審査において最も重要な書類の一つが、医師が作成する「診断書」と、申請者自身が作成する「病歴・就労状況等申立書」です。
- ADHD(注意欠如・多動症)
- 診断書(精神の障害用): 「日常生活能力の判定」と「日常生活能力の程度」の記載が特に重要です 。コミュニケーション能力、計画性、集中力、衝動性などが日常生活や社会生活にどの程度影響しているかを具体的に記載してもらう必要があります。
- 病歴・就労状況等申立書: 幼少期からの発達歴、学習面や行動面での困難さ、集団生活への不適応、就労経験がある場合は仕事でのミスや対人関係のトラブル、時間管理や金銭管理の困難さなどを具体的に記述します 。
- 初診日: 他の精神疾患(うつ病など)で最初に受診し、後にADHDと診断された場合、最初の受診日が初診日となることもあります 。
- てんかん
- 診断書(精神の障害用またはその他の障害用): 発作の型、頻度、持続時間、意識障害の有無と程度、発作時の状況などを詳細に記載してもらうことが重要です。
- 病歴・就労状況等申立書: 発作の頻度や程度、発作によって生じる日常生活や就労上の支障、服薬状況、家族や周囲からの援助の状況などを具体的に記載します 。発作がない時期の状況も伝えることが大切です。
- 適応障害
- 診断書(精神の障害用): ストレス要因が明確であること、そのストレス要因から離れても症状が改善しない、あるいは社会生活への支障が持続していることを示す必要があります 。抑うつ気分、不安感、集中力低下、不眠など具体的な症状と、それによる就労困難の状況を記載してもらいます。
- 病歴・就労状況等申立書: ストレスの原因となった出来事、発症時期、症状の経過、休職や退職に至った経緯、日常生活での支障などを具体的に記述します。
- 双極性障害
- 診断書(精神の障害用): 躁状態とうつ状態、それぞれの時期の症状の具体的な内容、期間、頻度、日常生活への影響(気分の波による行動の変化、対人関係のトラブル、衝動買い、意欲低下など)を詳細に記載してもらうことが重要です 。
- 病歴・就労状況等申立書: 気分の波によって、日常生活や就労にどのような支障が出ているかを具体的に記述します。躁状態での行動や、うつ状態での無気力さなど、両極端な状態を伝えることがポイントです。
- 糖尿病
- 診断書(腎疾患・肝疾患・糖尿病の障害用): インスリン治療の有無と治療歴(90日以上のインスリン治療など )、血糖コントロールの状態(HbA1c値、空腹時血糖値など )、合併症(神経障害、網膜症、腎症など)の有無とその程度を具体的に記載してもらう必要があります。
- 病歴・就労状況等申立書: 食事療法や運動療法、インスリン治療の状況、合併症による日常生活の支障(視力低下、足のしびれ、透析など)、就労への影響などを具体的に記述します。
- 脳梗塞(脳血管障害)
- 診断書(肢体の障害用、精神の障害用、言語機能の障害用など、後遺症に応じて複数必要な場合あり): 麻痺の部位と程度、筋力低下、関節可動域制限、言語障害(失語症、構音障害など)、高次脳機能障害(記憶障害、注意障害、遂行機能障害など)、視野障害などの後遺症の状態を具体的に記載してもらいます 。
- 病歴・就労状況等申立書: 発症時の状況、入院・リハビリの経過、後遺症による日常生活の支障(食事、入浴、着替え、移動、コミュニケーションなど)、復職の可否や就労上の困難などを具体的に記述します 。
- 障害認定日の特例: 初診日から6ヶ月以上経過し、医師が症状固定と判断した日などが障害認定日となる場合があります 。
共通の注意点と和歌山での申請窓口
- 医師への正確な情報伝達: どの傷病であっても、診断書作成を依頼する際には、日常生活で困っていること、できないこと、必要な援助などを具体的にメモにまとめ、医師に正確に伝えることが非常に重要です 。
- 病歴・就労状況等申立書の丁寧な作成: 診断書を補完する重要な書類です。発症から現在までの経緯、日常生活や就労の具体的な支障を、診断書と矛盾なく、かつ具体的に記述しましょう。
- 和歌山県内の申請窓口:
- 国民年金(障害基礎年金)の場合: 和歌山市役所 国保年金課 やお住まいの市町村役場の国民年金担当窓口。
- 厚生年金(障害厚生年金)の場合: 和歌山東年金事務所、和歌山西年金事務所 。街角の年金相談センター和歌山も利用可能です 。
- 必要書類: 年金請求書、基礎年金番号通知書、戸籍謄本、診断書、受診状況等証明書、病歴・就労状況等申立書、振込先口座の通帳コピーなどが基本となります 。状況により追加書類が必要な場合もあります。
これらの書類準備や医師とのやり取りは、心身ともに負担が大きい中で行うのは大変な作業です。専門家である社会保険労務士に相談することで、これらの負担を軽減し、より適切な申請準備を進めることができます 。

3. 不支給・更新時の対応(和歌山):諦めないために
障害年金の申請結果が「不支給」や「却下」となったり、更新時に等級が下がったり支給停止となったりするケースもあります。しかし、すぐに諦める必要はありません。和歌山にお住まいの方も利用できる不服申立て制度やその他の対応策があります。
不支給の主な理由
- 障害の程度が認定基準に満たないと判断された: 提出された診断書の内容から、障害の程度が軽いと判断されるケース 。ADHDや適応障害など、症状の客観的評価が難しい場合に起こりやすいです。
- 初診日の証明が不十分: 特にADHDや、初診から時間が経過している場合に問題となることがあります 。
- 保険料納付要件の不備 。
- 診断書の内容が実態を正確に反映していない: 医師に症状や日常生活の困難さが十分に伝わっていない場合 。
- 病歴・就労状況等申立書の記載内容と診断書の整合性がない、または情報不足。
不支給の理由を正確に把握するためには、まず年金事務所の窓口で確認するか、情報開示請求を行うことが重要です 。
不服申立て:審査請求と再審査請求
不支給決定などに不服がある場合、2段階の不服申立て制度が用意されています 。
- 審査請求: 処分(不支給決定通知など)があったことを知った日の翌日から3ヶ月以内に、地方厚生局の社会保険審査官(和歌山県の場合は近畿厚生局)に対して行います 。
- 再審査請求: 審査請求の決定書の謄本が送付された日の翌日から2ヶ月以内に、厚生労働省の社会保険審査会に対して行います 。
これらの手続きは専門的な知識を要するため、社会保険労務士への相談が推奨されます。
再請求(再裁定請求)
不服申立てとは別に、あるいは並行して、「再請求(再裁定請求)」という選択肢も検討できます 。これは、不支給となった申請について、新たに診断書を取り直したり、病歴・就労状況等申立書の内容をより充実させたりして、再度、最初から障害年金の申請をやり直す方法です。特に診断書の内容が実態と異なっていたと考えられる場合に有効です。
更新手続きと等級変更・支給停止への対処
障害年金は、多くの場合、1~5年ごとに更新手続き(障害状態確認届の提出)が必要です。更新時の診断書の内容によって、等級が変更されたり支給停止になったりする可能性があります。 万が一、更新の結果に納得がいかない場合は、初回申請と同様に不服申立てが可能です 。また、症状が悪化した場合には「額改定請求」を、支給停止後に再度障害状態が悪化した場合には「支給停止事由消滅届」を提出することができます 。

4. 和歌山で専門家(社会保険労務士)に相談するメリット
ADHD、てんかん、適応障害、双極性障害、糖尿病、脳梗塞といった多様な傷病の障害年金申請は、それぞれの特性を理解し、適切な書類を準備する必要があるため、専門知識が不可欠です。ご自身やご家族だけで手続きを進めるのは、心身ともに大きな負担となることがあります 。和歌山でこれらの障害による障害年金をお考えなら、専門家である社会保険労務士への相談が非常に有効です。
専門家に依頼するメリット
- 各傷病に応じた専門知識と経験: 各傷病の認定基準や審査のポイントを熟知しており、個々の状況に合わせた最適な申請戦略を立ててくれます 。
- 書類作成・収集の代行・サポートによる負担軽減: 煩雑な書類準備や作成をサポートまたは代行し、申請者の負担を大幅に軽減します 。
- 医師との連携サポート: 診断書作成にあたり、日常生活の状況や就労状況に関する情報を整理した資料を医師に提供するなど、より実態に即した診断書作成をサポートします 。これは、ご自身の状態を的確に伝えるのが難しい場合に特に有効です。
- 認定率向上の可能性: 専門家が関与することで、書類の不備が減り、適切な主張が行われるため、認定率が高まることが期待されます 。
- 不支給の場合の不服申立てサポート: 万が一不支給となった場合でも、審査請求や再審査請求の手続きを専門家としてサポートしてくれます 。
- 精神的な安心感: 複雑な手続きを専門家に任せることで、治療や日常生活の維持に専念でき、精神的な安心感が得られます 。
和歌山で信頼できる社会保険労務士を選ぶポイント
- 障害年金専門・実績の豊富さ: 障害年金、特にご自身の傷病に関する申請実績が豊富か確認しましょう 。和歌山県内での実績があればなお良いでしょう 。
- 料金体系の明確さ: 着手金、成功報酬などが明確に説明されているか確認しましょう 。
- コミュニケーションの取りやすさ: 親身に話を聞いてくれるか、説明が分かりやすいかなど、担当者との相性も重要です 。
- サポート範囲: 初診日調査、医療機関との連携、不服申立てなど、どこまでサポートしてくれるのかを確認しましょう 。
和歌山県内にも、障害年金問題を専門に扱い、無料相談に応じている社会保険労務士事務所があります 。まずは気軽に相談してみましょう。
5. 和歌山での相談事例(ADHD・てんかん・適応障害・双極性障害・糖尿病・脳梗塞)
和歌山県内や近隣で、これらの傷病に関する障害年金の相談・受給事例が報告されています。
- ADHD(注意欠如・多動症): うつ病とADHDを併発し、会話が苦手な方のメールでのヒアリングを通じて障害基礎年金2級の受給に至ったケースなどがあります 。和歌山にもADHDに対応する社労士事務所があります 。
- てんかん: 初診日の証明が困難だったが、専門家のサポートで申請に至ったケースなどがあります 。和歌山でも、てんかんの受給事例を持つ社労士事務所があります 。
- 適応障害: 発達障害と適応障害を併発し、他者との意思疎通の困難さなどから障害厚生年金3級を受給したケースなどがあります 。和歌山でも適応障害を含む精神疾患の相談が可能です 。
- 双極性障害: 20歳前発症の双極性感情障害で、お母様からの相談により障害基礎年金2級(遡及あり)が認められたケースや、複雑な転院歴があっても申請に至ったケースなどがあります 。和歌山にも双極性障害の受給事例を持つ社労士事務所があります 。
- 糖尿病: 糖尿病性壊疽で足首を切断後、糖尿病と肢体の併合認定で障害厚生年金2級を取得したケースや、検査結果から遡及請求は断念し事後重症請求で障害厚生年金3級が認定されたケースなどがあります 。和歌山でも糖尿病(I型糖尿病など)の相談が可能です 。
- 脳梗塞: 脳出血による右半身不随で障害厚生年金1級が認められたケースや、高次脳機能障害と右半身麻痺が残り、他の社労士事務所で思うような回答が得られなかった後に専門家のサポートで障害厚生年金1級(遡及あり)の受給に至ったケースなどがあります 。和歌山にも脳梗塞・脳出血の受給事例を持つ社労士事務所があります 。
これらの事例は、専門家の適切なサポートがいかに重要であるかを示しています。

6. まとめ:和歌山でADHD・てんかん・適応障害・双極性障害・糖尿病・脳梗塞による障害年金のお悩みは、専門家へ
和歌山でADHD、てんかん、適応障害、双極性障害、糖尿病、脳梗塞といった多様な病気やけが、その後遺症により障害年金に関するお悩みや手続きでお困りの際は、決して一人で抱え込まないでください。これらの傷病は、それぞれ申請における特有の難しさがあり、専門的な知識と経験を持つ社会保険労務士のサポートが、正当な権利としての年金受給への道を切り拓く大きな力となります。
診断書の依頼方法、病歴・就労状況等申立書の作成、初診日の特定、そして万が一の不支給や更新時の対応まで、専門家はあなたの状況を的確に把握し、最適なサポートを提供します。特に、心身ともに負担が大きい中で複雑な手続きを進めることは、さらなる困難を生む可能性があります。
和歌山県内には、これらの傷病を含む幅広いケースに対応し、無料相談に応じている社会保険労務士事務所があります 。まずは専門家の無料相談を利用し、ご自身の状況や疑問点を話し、どのようなサポートが受けられるのかを確認することから始めてみてはいかがでしょうか。
障害年金は、あなたのこれからの生活を支える大切な権利です。その権利を適切に得るために、専門家の力を借りることをためらわないでください。この記事が、和歌山で障害年金に関してお困りの方々にとって、次の一歩を踏み出すための一助となれば幸いです。
和歌山でADHD・てんかん・適応障害・双極性障害・糖尿病・脳梗塞の障害年金申請・更新・不支給でお困りの方は、ぜひ当事務所の無料相談をご利用ください。経験豊富な社会保険労務士が、親身になってお話を伺い、最適な解決策をご提案します。